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伝え方をワンランクアップさせる簡単な方法part2:DESC法

 2017/05/11 他者とのコミュニケーション
この記事は約 5 分で読めます。 564 Views

「自分の本音を感情的にならずに伝えられたら・・・」と感じたことはありませんか?
伝え方をワンランクアップさせる簡単な方法として、前回は「伝えるスキル」の中でもすぐに取り入れやすい「I(アイメッセージ)」をご紹介しました。
続いて今回は、伝えるスキルの中でも伝えにくいことを伝えるための手段「DESC法」についてご紹介します。※前回の記事「I(アイメッセージ)」を見る(クリック)

 

DESC法とは、どのようなものか

DESC法とは、自分の意見や考えを相手に嫌な感じを与えることなく伝えるための手段です。

 

例えば、こんな気まずい経験はありませんか?

 

例1:
今日は楽しみにしていたイベントがあって、定時で帰りたい。
こんな日に限って上司から残業の依頼が・・・。

例2:
今月は繁忙期でどの部署も疲れ切っているように感じる。
そんな時に追加で無理な依頼をしなければならない事態に。

 

困ったなぁ・・・、言いづらいなぁ・・・と思って伝えられなかったことや、ついつい感情的になって後悔したこと、胃がきりきりと痛む思いをしてしまった経験があるかたも少なくないはずです。
このような、ちょっと言いづらいこと、相手を気遣うあまり自分の気持ちを飲み込んでしまうことなどを角を立てないよう伝える方法がDESC法です。

ビジネスシーンだからこそ、WIN-WINでいられる関係、伝え方を身に着けてみませんか?

 

DESC法のやり方

DESC法は、4つのステップ(※)で成り立つ話法です。

(※)4つのステップの頭文字をとって「DESC」と呼ばれています。

 

<DESC法の進め方>
STEP1.Describe(描写する)

→現在の状況や相手の行動を描写します。あくまでも「客観的」に描写します。

 

STEP2.Express/Explain/Emphathize(表現する/説明する/共感する)

→自分の気持ちを伝えます。主観的な気持ちを伝えるフェーズですが、決して感情的にならないように注意しましょう。この時に「Iメッセージ」を使ってもOK。
STEP3.Specify(明確に提案する)

→相手に対して自分が望む行動(解決案・妥協案など)を具体的に、かつ明確に提案します。

 

STEP4.Choose(選択する)

相手が同意してくれた場合は良いのですが、同意しなかった場合には別の選択肢を用意し、提案します。

 

以上の4つのステップを軸に相手とのコミュニケーションを進めていくのがDESC法の基本です。

 

実践!DESC法を使ってみよう

先ほどの例題をもとに、実際にDESC法をどのように使うのか考えていきましょう。

例第1:
今日は楽しみにしていたイベントがあって、定時で帰りたい。
こんな日に限って上司から残業の依頼が・・・。

回答例:
(Describe/描写する)今、4:30ですね。
(Express/表現する)大変申し訳ないのですが、今日私はどうしても定時の17:00に失礼させていただきたい用事がありまして・・・。
(Specify/明確に提案する)よろしければ、明日いっぱいにご依頼の資料を作るよういたします。
(Choose/選択する)OKの場合→ありがとうございます!
NOの場合→では、明日の午前中まででしたら間に合いますでしょうか?

 

 

例2:
今月は繁忙期でどの部署も疲れ切っているように感じる。
そんな時に追加で無理な依頼をしなければならない事態に。

(Describe/描写する)Aさん(相手)、今、他の提案書を作る余裕、ありませんよね・・・。
(Express/表現する)本当にお伝えしにくいですが、どうしてもAさんのお力をお借りしたくて。
(Specify/明確に提案する)できれば、2週間後の○月○日までにこの案件の資料をお願いしたいのですが、いかがでしょうか?
(Choose/選択する)Yesの場合→ありがとうございます!
NOの場合→ですよね、お忙しいですよね。では、〇月〇日までなら、可能でしょうか?

 

DESC法は、相手に「OK」や「YES」を言わせるための話法ではありません。お互いにとって納得できる着地点を見つけるために使うものです。だからこそ、WIN-WINな関係構築につながるものです。

相手にNOと言われてしまっても決して臆することなく、次にどうするのか、冷静な判断をし、選択肢を提案していくことがポイント。
実践を繰り返すうちに、今まで我慢していた意見が伝えられるようになり、建設的な会話ができていることを実感されるのではないでしょうか。

 

DESC法を使いこなして、伝え上手に

DESC法は、あくまでもコミュニケーションのひとつの手段です。コミュニケーションのひとつの手段ということはつまり、通り一遍は通用しません。相手によって選ぶことばや選択肢を変える必要があります。ビジネスやプライベートの様々な場面で、DESC法を練習&活用して伝えるスキルを上達させてみませんか?

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